来季、藤川球児新監督で臨む阪神。各球団、10名以上の退団選手もいるなか、退団選手は9名だった。21年ドラフト1位の森木大智投手(高知)、左腕・鈴木勇人投手(鹿屋中央)の育成降格もあったが、基本的に現有戦力の底上げと外国人補強がメインになるだろう。

 藤川監督は秋季キャンプでフォームに苦しむ23年ドラフト2位の椎葉 剛投手(島原中央)や森木にアドバイスするなど若手投手の指導に奔走した。阪神の若手投手の潜在能力の高さは12球団でもトップクラス。そのまま伸びてくれば大きな戦力になる。

 またFA宣言した大山 悠輔内野手(つくば秀英)の残留も大きいだろう。

 戦力外選手では、岩田 将貴投手(九産大九州)がDeNA、加治屋 蓮投手(福島)が楽天、遠藤 成内野手(東海大相模)がオリックス育成と3選手が移籍し、他球団からも需要もあった。残りはポスティングシステムでメジャーを目指す青柳 晃洋投手(川崎工科)の去就のみとなった。

■阪神退団選手
退団 濱地 真澄投手(26歳・福岡大大濠) 現役ドラフトでDeNAへ
引退 秋山 拓巳投手(33歳・西条
引退 髙濱 祐仁内野手(28歳・横浜-日本ハム)
戦力外 加治屋 蓮投手(33歳・福島-JR九州-ソフトバンク)→楽天
戦力外 岩田 将貴投手(26歳・九産大九州-九産大)→DeNA
戦力外 片山 雄哉選手(30歳・刈谷工-至学館短大-福井ミラクルエレファンツ)
戦力外 遠藤 成内野手(22歳・東海大相模)→オリックス育成
退団 シェルドン・ノイジー外野手(29歳・オクラホマ大-MiLB-アスレチックス-ドジャース-アスレチックス)
退団 ヨハン・ミエセス外野手(29歳・ラ・ビクトリア校-3Aウースター)