DeNAの育成右腕・渡辺 明貴投手(第一学院)の自主退団が明らかとなった。渡辺は高校野球部には所属せず、通信制の第一学院に通いながら山梨球友クラブでプレーし、その後、日本、韓国の独立リーグを渡り歩いて、2020年オフにBCリーグの茨城アストロプラネッツに入団。2年間でメキメキと成長し、22年のドラフトでは育成4位指名を受けた。

 2年目の今年は48試合で7勝0敗、9セーブ、51奪三振、防御率2.25。イースタンリーグ優勝を決める9月28日のロッテ戦では最終回のマウンドに上がり、胴上げ投手となっていた。成績的には支配下登録間近とみられていたが、自主退団となった。育成選手保留者名簿には記載されており、DeNAは来季も渡辺と契約を結ぶ予定だった。

 任意引退になる可能性もあったが、NPBは自由契約選手として公示。他球団との契約、独立リーグ、海外リーグとの契約も可能となった。