Honda鈴鹿・平尾 奎太投手(大阪桐蔭)の現役引退が決まった。大阪桐蔭時代、期待の大型左腕として入学した平尾だったが、国家指定の難病「I&A腎症」を患い、2年生の時に入院。医師と相談しながら、運動量、薬を飲む量を設定しながら、ベンチ入りの競争に参加し、3年夏には最速144キロまで投げ込むまでに成長。藤浪晋太郎投手(前メッツ)、澤田圭佑投手(ロッテ)とともに夏の甲子園優勝を経験した。

  同志社大入学後、2年間は治療に専念し、3年生から実戦復帰し、わずか4シーズンで8勝、防御率1.81の好投を見せた。Honda鈴鹿ではドラフト候補としても注目されたが、指名はなく、主力投手として活躍していた。今季の公式戦登板はわずか4試合に終わっていた。