11月14日に12球団の合同トライアウトが開催されてから、1ヶ月半が経った。

45名中、17名は新天地が決まっている。しかし去就が決まっていない28名の中でも実績を残した選手も多い。まず18年に12勝を挙げるなど前広島の岡田 明丈投手(大商大高)はトライアウトで直球のみで勝負し、最速148キロの速球を投げ込んだ。本人も投球に手応えを感じていたが、まだ決まっていない。

  2015年の甲子園優勝を経験しているロッテ・吉田 凌投手(東海大相模)、2018年の甲子園優勝投手となった前日本ハム・柿木蓮投手(大阪桐蔭)、2017年のU-18代表として活躍した前楽天・櫻井 周斗投手(日大三)など高校野球ファンでも馴染みのある選手たちも決まっていない。

 トライアウト参加者は独立リーグから人気で、オファーはかなり届いていると聞く。たとえば、23年のトライアウトに参加した前ヤクルトの成田翔投手(秋田商)は独立リーグのオファーは届いていたが、固辞して、一社会人として働きながら、全川崎クラブでプレーすることを選んだ。独立リーグなど新天地でプレーする選手はこれから現れるのか、注目だ。