今年のセンバツで悲願の初優勝を果たし、夏も甲子園に出場した健大高崎(群馬)。新チームとなったこの秋も、群馬県を制して関東大会でも準優勝。来年春のセンバツ出場にも大きく前進し、3季連続甲子園も視界にとらえている。

今年度のチームでは田中 陽翔内野手がヤクルト4位指名されるなど、タレントが揃っていたが、秋からの新チームも将来性豊かな選手が揃っている。

【投手陣】

最速154キロ右腕の石垣 元気投手(2年)が背番号1を背負う。センバツ決勝では先発8回1失点の好投を見せて優勝に大きく貢献した。センバツでともに優勝に貢献した最速146キロ左腕・佐藤 龍月投手(2年)が、左ひじの故障で夏甲子園から戦線を離脱しているなか、関東大会準優勝に大きく貢献した。

その他、この夏の甲子園でも登板した左腕の下重 賢慎投手(2年)も先発として活躍。左腕の山田 遼太投手(2年)、右腕の島田 大翔投手(2年)も救援として投手陣を支えた。

【野手陣】

旧チームからレギュラーだった2人が、1、2番コンビを組む。センバツV経験者で、遊撃を守る加藤 大成内野手(2年)が1番。関東大会初戦で本塁打を放つなど長打力もあるトップバッターとしてチームを引っ張る。センターを守る石田 雄星外野手(1年)は夏甲子園でも安打を放つなど、将来性を買われている1年生。新チームからは2番で打線に厚みを与えている。

中軸で注目は3番に座る秋山 潤琉内野手(2年)。この秋の群馬大会決勝の東農大二戦で、2打席連発を披露し、関東大会でも1本塁打を含む4割近い打率を残した。5番捕手の小堀 弘晴捕手(2年)は、関東大会すべてで安打をマークして、.533の高打率を残した。

群馬大会では5番で出場も、打撃低迷気味だった栗原 朋希外野手(2年)は、8番として出場した関東大会で.455の打率をマーク。下位打線の「中軸」として奮起した。群馬大会で本塁打を放った伊藤 大地内野手(2年)も注目の選手の1人。

出場が決まれば、センバツ連覇を狙うことになる健大高崎。昨年に負けないメンバーで「王座防衛」に挑む。

ベンチ入り選手

1 2