1月2日から第101回箱根駅伝が開催される。前回王者の青山学院大は今年も優勝候補に挙げられるが、野球部も負けじとタイトルを総なめとして、そして人材も輩出している。

 昨年は春秋のリーグ戦、大学選手権、明治神宮大会をすべて優勝するグランドスラムを達成。歴代では史上5校目の快挙となった。過去には関西大、近畿大、亜細亜大、東洋大の4校が達成している。

 主力だった佐々木泰内野手(県岐阜商)が広島1位、西川 史礁外野手(龍谷大平安)がロッテ1位指名を受けた。青山学院大は今年も全国制覇を狙える戦力を誇る。投手では、中西聖輝投手(3年=智弁和歌山)がエースとして君臨し、クローザーでは伸びのある140キロ後半の速球を投げ込む鈴木 泰成投手(2年=東海大菅生)が残る。野手はほぼ残り、正捕手・渡部 海(2年=智弁和歌山)は在学から3度の優勝を経験している。主将は前チームからセカンドでスタメン出場の藤原 夏暉内野手(3年=大阪桐蔭)が就任した。神宮大会では怪我のためベンチ入りできなかったスラッガー・小田康一郎内野手(3年=中京)も注目だ。

 少数精鋭の青山学院大は3学年で27名しかいない。1人1人の能力が高く、昨年の明治神宮大会は西川、佐々木が故障で出場できないなか、カバーしあって、頂点を掴んだ。文字通り、全員がキーマンのチームである。

 この春も3年連続のリーグ優勝&大学選手権優勝を目指して臨む。