広島の小園 海斗内野手(報徳学園)は昨年、143試合にフル出場して、2本塁打、61打点、打率.280とレギュラーとして活躍した選手だった。小園は高卒1年目から58試合出場で、4本塁打を放つなど、同世代をリードしてきた。昨年までの通算534安打は00年世代ではトップの数字である。昨年はキャリアハイの151安打を記録したが、さらに数字を重ねることができるか。
2位は日本ハムの万波 中正外野手(横浜)の354安打で、昨年は18本塁打を放ち、通算62本塁打は同世代トップで、年俸も1億円突破を決めた。日本ハムの野村 佑希内野手(花咲徳栄)の345安打。2年目から一軍出場して3本塁打を記録し、23年は13本塁打を記録した。24年は56試合で打率.210に終わり、7年目の今年はどれだけ巻き返すことができるか。
ロッテの若き主砲・山口 航輝外野手(明桜)は世代4位の251安打。昨季は2本塁打に終わったが、ここまで41本塁打を記録している。ロッテ期待の外野手・藤原 恭大(大阪桐蔭)も通算243安打と着々と数字を伸ばしている。
即戦力で活躍している大卒選手だと阪神の若き主砲・森下翔太外野手(東海大相模-中央大)は昨年、16本塁打、126安打、打率.275を記録。わずか2年で205安打を記録しており、毎年100安打以上を残すことができるか。巨人・門脇 誠内野手(創価)も168安打を記録している。中日・村松 開人内野手(静岡)は2年目の昨年は打率.275、102安打、OPS.664と結果を残した。
爆発的な数字を残す選手はいないものの、プロ野球選手として一定以上の選手を残す00年世代。高校時代からそのトップを走ってきた小園は25年シーズンもさらに成績を伸ばすことができるか注目したい。
【00年世代野手の安打数】ベスト10と通算50安打以上の選手
1位 小園 海斗(報徳学園-広島) 534安打
2位 万波 中正(横浜-日本ハム) 354安打
3位 野村 佑希(花咲徳栄-日本ハム) 345安打
4位 山口 航輝(明桜-ロッテ) 251安打
5位 藤原 恭大(大阪桐蔭-ロッテ) 243安打
6位 森下 翔太(東海大相模-中央大-阪神) 205安打
7位 太田 椋(天理-オリックス) 169安打
8位 門脇 誠(創価-創価大-巨人) 168安打
9位 村松 開人 (静岡-明治大-中日) 159安打
10位 友杉 篤輝(立正大淞南-天理大-ロッテ) 120安打
林 晃汰(智弁和歌山-広島) 119安打
濱田 太貴(明豊-ヤクルト) 110安打
田宮 裕涼(成田-日本ハム) 98安打
小幡 竜平(延岡学園-阪神) 97安打
水谷 瞬(石見智翠館-ソフトバンク-日本ハム) 94安打
蛭間 拓哉(浦和学院-早稲田大-西武) 93安打
水野 達稀(丸亀城西-JR四国-日本ハム) 87安打
野村 大樹(早稲田実-ソフトバンク-西武) 76安打
田中 幹也(東海大菅生-亜細亜大-中日) 70安打
奈良間 大己(常葉大菊川-立正大). 69安打
羽月 隆太郎(神村学園-広島) 67安打
宜保 翔(KBC-オリックス) 61安打