昨年は大谷 翔平選手(花巻東=現・ドジャース)が圧巻の活躍で日本中を席巻した。偉業尽くしの成績で話題をさらったが、大谷以外にも今永 昇太投手(北筑=現・カブス)が15勝、山本 由伸投手(都城=現・ドジャース)が7勝と日本人メジャーリーガーの活躍は印象深かった。
なかでも日本人野手で安定した成績を残しているのが鈴木 誠也外野手(二松学舎大付=現・カブス)だ。メジャー初年度となる22年に16本塁打を記録すると、2年目には右打者の日本人メジャーリーガー初となる1シーズン20発を記録した。
昨年は打率.283、21本塁打、73打点の好成績を残し、7月には城島 健司捕手(別府大付=現・明豊)を抜いて日本選手の通算本塁打数4位に浮上。右打者では史上最多となる偉業を成し遂げた。シーズンを通しても2年連続20発と日本人野手の歴史に残る成績を残している。
打撃で優秀な収めた選手に贈られるシルバースラッガー賞の候補に2年連続で選出されるなど、現地でもその打棒は高く評価されている。来季もその打棒で世界中の野球ファンを虜にする活躍に注目だ。