ロッテ・佐藤 都志也捕手(聖光学院-東洋大)は昨年、打てる捕手としてチーム内での存在を確立した。22年の118試合に迫る116試合に出場して、410打数114安打、5本塁打45打点、打率.278を記録し、初の規定打席到達を果たした。打率はリーグ4位だった。

 ロッテの捕手で100安打以上を記録したのは、里崎智也氏(鳴門工-帝京大)が07年に129安打、14本塁打を記録して以来、17年ぶりの快挙となった。里崎氏は05年から10年まで6年連続で二桁本塁打を記録している強打の捕手だった。

 佐藤は聖光学院時代から身体能力が高い強打の捕手として存在感を示し、15年夏の甲子園に出場し、東洋大進学後には18年、19年に大学日本代表入りを果たした。19年のドラフトでは2位指名を受け、ロッテに入団し、プロ5年間で順調に成長している。昨年はプレミ12に出場した。

 今年は2年連続で100安打以上を達成となれば、06年、07年の里崎氏に並ぶ記録となる。今年もさらに成績を伸ばすことができるか注目だ。