2025年が幕を開けた。昨年の高校野球界を各都道府県別に振り返り、1年間の球児の熱い戦いを思い出してみたい。

山口県の夏は南陽工が制した。準決勝では高川学園に4対2、決勝では下関国際に逆転での4対3と、県内私立強豪を相手に1点差で勝利。勝負強さを発揮して、14年ぶり4度目の夏甲子園出場を決めた。

23年夏は決勝で泣いた。期待を背負った新チームだったが、秋は8回コールドの初戦敗退を喫する。まさにどん底から這い上がり、春は4強に進む成長を見せた。夏3回戦で、前年秋に初戦敗退を喫した桜ケ丘を延長10回タイブレークの末に、8対7の逆転サヨナラでリベンジ。そのまま勢いに乗った形となった。

甲子園では残念ながら初戦敗退した。「炎のストッパー」と呼ばれた元広島投手、故・津田恒実さんを擁した1978年以来、46年ぶりの勝利こそならなかったが、完投し3安打を放った阿部 和希投手(2年)は、津田さんの座右の銘「弱気は最大の敵」のスローガンを胸に再出発を誓った。

春優勝を決めた宇部鴻城は、夏は下関国際に敗れて4強。秋はその下関国際を決勝で破った高川学園が3連覇を決めた。1年を通して、やはり私立校の存在感は大きかっただけに、公立の南陽工の活躍は、県民の心に響いた。

24年山口県大会結果

<春季>

優勝 宇部鴻城

準優勝 西京

3位 高川学園

4位 南陽工

8強 下関国際

8強 早鞆

8強 周防大島

8強 柳井学園

<夏選手権>

優勝 南陽工

準優勝 下関国際

4強 宇部鴻城

4強 高川学園

8強 

8強 西京

8強 豊浦

8強 岩国商

<秋季>

優勝 高川学園

準優勝 下関国際

3位 西京

4位 宇部商

8強 柳井学園

8強 周防大島

8強 宇部工

8強 柳井