昨年、和田 毅(浜田出身/ソフトバンク)や青木 宣親(日向出身/ヤクルト)といったベテラン選手たちが今シーズン限りで現役を引退した。現時点で各チームのベテラン選手はどのような状況なのだろうか。35歳以上(2025年の満年齢)のベテラン選手たちを球団ごとに調べてみた。
3年連続最下位と苦しいシーズンが続いている中日は、大島 洋平(享栄出身)が最年長で11月に40歳となる。昨シーズンは2011年以来13年ぶりに規定打席に到達せず打率.198(116-23)と不本意な1年だった。今シーズンも代打での出場が中心となりそうだが、ここぞでの切り札として巻き返しを図りたいところ。
野手で大島に続くのが中田 翔(大阪桐蔭出身)だ。来年36歳となる中田は2年契約の2年目。加入1年目だった今シーズンは開幕戦でいきなり本塁打を放つと、第3戦でも一発。上々のスタートを切った。しかし以降は目立った成績を残すことができずに62試合の出場で打率.217(212-46)、4本塁打に終わっている。大島とともに今シーズンは奮起が求められる。
投手では39歳の涌井 秀章(横浜出身)が最年長。さらに38歳の祖父江 大輔(愛知出身)、37歳の大野 雄大(京都外大西出身)、36歳の岩嵜 翔(市船橋出身)、35歳の松葉 貴大(東洋大姫路出身)とつづく。
涌井、大野、松葉の3人は先発ローテーションの一角を狙う立場。とくに大野はここ2年で2勝のみ。エース復活を期するシーズンとなる。中継ぎの祖父江と岩嵜は勝ちパターン入りが目標。岩嵜は故障から復帰した今シーズン、21試合の登板で20回を投げ防御率5.85と不本意な成績だった。復帰2年目となる来シーズンは、ソフトバンク時代のようにフル回転することができるか。
<中日における2025年シーズン満35歳以上の選手>
※()は2025年の満年齢
※日本人選手のみ
大島 洋平(40歳)
涌井 秀章(39歳)
祖父江 大輔(38歳)
大野 雄大(37歳)
中田 翔(36歳)
岩嵜 翔(36歳)
松葉 貴大(35歳)