2025年春の第97回選抜高校野球大会（センバツ）の出場校を決める選考委員会が24日に開催される。昨年秋の各地区大会を重要参考資料として出場校が決まるが、選考が注目される地区の候補となっているチームのメンバーを紹介していく。
東北は昨年に続き出場枠は3。優勝した聖光学院（福島）、準優勝の青森山田（青森）は確実視されているが、3校目の候補となるのは4強に入った山形中央（山形）と花巻東（岩手）か。
山形3位で東北大会に出場し、東北大会で初の4強入りを果たした山形中央の昨年秋の東北大会のスコアは以下の通り。
1回戦 1－0 大曲工（秋田3位）
2回戦 3－1 一関学院（岩手1位）
準々決勝 3－1 日大山形（山形2位）
準決勝 1－7 聖光学院（福島1位）
【投手陣】
左腕エースの小坂 楓投手（2年）が投手陣を支える。初戦で延長10回タイブレークの末に1対0でサヨナラ勝ちしたが、救援で4回を1安打無失点。2回戦では岩手を制した一関学院相手に、3安打13奪三振1失点完投の好投を見せた。準々決勝では、山形大会準決勝で敗れていた日大山形にリベンジし、ここでも小坂が1失点完投。東北大会では4試合27回を投げて31奪三振と、力投を見せた。背番号11の右腕・奥山 卯月投手（1年）は2試合を投げ9回で失点1の実績を残している。
【打撃陣】
1番の田中 惺外野手（1年）が準々決勝までの3試合すべてに安打をマークし、トップバッターとして打線をけん引した。木村 宗太内野手（2年）は山形大会から東北大会初戦までは下位打線だったが、結果を残したことで、準々決勝からは4番に抜擢された。長打力を秘めた打者として注目される。その他、3番・武田 陽翔内野手（2年）、5番・小口 愛永内野手（2年）が中心となる。
24日に吉報が届くか。東北初4強のナインが運命の日を待つ。
