2025年春の第97回選抜高校野球大会（センバツ）の出場校を決める選考委員会が24日に開催される。昨年秋の各地区大会を重要参考資料として出場校が決まるが、選考が注目される地区の候補となっているチームのメンバーを紹介していく。
東北は昨年に続き出場枠は3。優勝した聖光学院（福島）、準優勝の青森山田（青森）は確実視されているが、3校目の候補特訓なるのは4強に入った山形中央（山形）と花巻東（岩手）か。
3年ぶりに東北大会4強入りした花巻東の昨年秋の東北大会のスコアは以下の通り。
2回戦 8－0 秋田商（秋田1位）
準々決勝 2－1 鶴岡東（山形1位）
準決勝 1－4 青森山田（青森1位）
【投手陣】
東北大会では背番号1の金野 快投手（2年）と背番号17の萬谷 堅心投手（1年）が登板。184センチの長身右腕・金野は、秋田商との初戦で7回2安打無失点完封の好投を見せコールド勝ちに貢献。ドジャース大谷翔平投手など、大先輩たちが背負った出世番号「17」を背負う1年生・左腕の萬谷は、準々決勝で1失点完投勝利を挙げるなど、急成長を遂げている。
【打撃陣】
打線は1年夏からレギュラーで、4番に座る古城 大翔内野手（1年）が大黒柱。巨人・古城茂幸3軍打撃コーチを父に持つ、将来性豊かなスラッガーで、すでにプロも注目している。東北大会でも3試合11打数5安打、本塁打1と実力を発揮した。背番号14の山崎 力内野手（2年）は主に1番に起用されて11打数5安打と結果を残した。また萬谷は投手ながら先発完投した準々決勝では2番投手でスタメン出場し、2打数2安打1打点と大活躍を見せている。「二刀流」としても期待される1年生だ。
その他、高橋 蓮太郎捕手（2年）、新田 光志朗内野手（2年）、森下 祐帆内野手（2年）、千葉 琉晟外野手（2年）が、昨年夏の甲子園を経験。大舞台慣れの選手も多い。
24日が運命の日。吉報は届くか。
