10日、東都大学野球リーグに所属する東洋大の新入生が発表された。今年も投打に能力の高い選手が揃うが、関東の強豪から多くのスラッガーが名を連ねた。

 昨夏の甲子園で準優勝に貢献した熊谷 俊乃介捕手(関東第一)は、守備面で高い評価を受け、高校日本代表でも正捕手を務めた。打撃は準決勝の神村学園戦で同点となる適時二塁打を放つなど勝負強さが光る。

 井上 陸内野手(木更津総合)は、「4番・一塁手」として出場した左の強打者。甲子園でも一時勝ち越しとなる二点適時二塁打を放つなど、持ち味を発揮していた。同じく甲子園に出場した長尾 幸誠内野手(東海大相模)は、長打力が魅力のスラッガーだ。春季大会の決勝戦では、横浜スタジアムのレフトスタンドへ本塁打を放った。甲子園でも初戦の富山商戦に代打で出場し、安打を記録している。

 甲子園出場校以外では、奈良 飛雄馬内野手(帝京)は春の公式戦で10本塁打を放ったパワーの持ち主だ。関東屈指の攻撃力を誇った帝京打線で中軸を担った打力を大学野球界でも発揮できるか。他にも原 隆太朗内野手(国学院久我山)は、主将兼4番として出場。4年時春までは強打の捕手として注目されたが、夏は三塁手、外野手として出場していた。染田 棟煌外野手(修徳)は、力強いスイングを武器に躍動。今夏も4回戦の成城戦で本塁打を放った。

【東洋大新入生 野手一覧】

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