2025年春の第97回選抜高校野球大会（センバツ）の出場校を決める選考委員会が24日に開催される。注目の21世紀枠は、昨年12月に発表された各地区推薦の9校のなかから、2校が選考されることになる。吉報を待ちわびる9校をそれぞれ紹介していく。
北海道からは、過去夏甲子園4度出場の古豪で、選手18人の釧路江南が候補校となった。昨年秋の北海道大会の成績は以下の通り。
＜釧根地区予選＞
1回戦 8－0 釧路湖陵
2回戦 8－1 武修館
3回戦 10－0 釧路北陽
代表決定戦 7－4 中標津
＜全道大会＞
1回戦 2－1 帯広大谷
2回戦 2－1 遠軽
準々決勝 0－1 北海
【投手陣】
エースの佐藤 勝輝投手（2年）が全道大会3試合とも1失点の完投だった。1、2回戦は計18イニングで16三振を奪う好投。2回戦の遠軽戦では無四球だった。この大会で準優勝した北海を相手にした準々決勝では、初回に1点を許しただけ。打線の援護に泣いたが、大健闘だったといえる。
【打撃陣】
打線で一番好調だったのは投手でもある5番の佐藤だった。3試合10打数5安打で、すべての試合で安打をマークした。3番の川村 悠斗内野手（2年）も3試合すべてヒットを放って、打率.375を残した。
佐藤が投打にわたって活躍を見せた釧路江南。農業用ハウスを使うなど、練習を工夫して全道8強を勝ち取った。春は初、1977年夏以来、48年ぶりの聖地行きを告げる吉報は届くか。
