2024年にリーグ優勝を成し遂げた巨人は、15勝を挙げたエース菅野 智之東海大相模出身)がメジャーリーグへ移籍。菅野の退団に伴い、先発ローテーション入りが期待されていた伊藤 優輔小山台出身)が甲斐 拓也楊志館出身)の人的補償でソフトバンクに移籍となった。

しかしながら、2024年はリーグトップの先発防御率2.60を記録しており、強力な先発陣を形成した。すでに戸郷 翔征聖心ウルスラ出身)、山崎 伊織明石商出身)、井上 温大前橋商出身)、グリフィンの4人は確定的。残る2枠には、先発転向組を含めて、まだまだ多くの候補がいる。

楽天から移籍した田中 将大駒大苫小牧出身)、先発経験がある赤星 優志日大鶴ケ丘出身)、堀田 賢慎青森山田出身)、又木 鉄平(日川出身)らに加え、昨年はリリーフ起用がメインだった西舘 勇陽花巻東出身)、平内 龍太神戸国際大付出身)、京本 眞明豊出身)が先発に挑戦する予定となっている。

西舘や京本は昨年、チーム事情もあって救援での起用が中心となったが、今年のブルペンには中日で守護神を務めたマルティネスが加わる。2024年の西舘はシーズン途中から先発に回る難しい調整を強いられたが、今年は計算できる中継ぎが増えたことで、先発に専念できる状況が整った。

誰が熾烈な争いとなる先発ローテーションを勝ち取るか、春季キャンプから注目だ。