米データサイト・FanGraphs(ファングラフス)が2025年の国際プロスペクトランキングを発表。ドジャース入団の佐々木 朗希(大船渡出身)、今オフのメジャー挑戦を表明している村上 宗隆(九州学院出身)、山下 舜平大(福岡大大濠出身)に次いで、巨人の井上 温大(前橋商出身)が日本人4位にランクインした。
井上は、昨年のシーズン途中に先発ローテーションに定着したばかり。8勝5敗防御率2.76の数字を挙げたが、通算成績は36試合登板で9勝にとどまっている。
そんな井上が戸郷 翔征(聖心ウルスラ出身)や髙橋 宏斗(中京大中京出身)など、実績あるタイトルホルダーたちを差し置いて上位に名前を連ねた。
FanGraphsでは、175センチと小柄な部類ながら、空振りを奪えるストレートとフォークボールが高く評価されている。
メジャーリーグでは昨年、今永 昇太(北筑出身)が15勝を挙げる活躍を見せた。今永は身長178センチとメジャーでは低い身長に分類されるが、低いリリースポイントから浮かび上がる軌道のストレートとスプリットを武器に投球回を上回る三振を奪った。
井上が注目された背景には、メジャーでフォークボールやスプリットを投げる左投手が希少となっていること、今永のように低い身長の投手が活躍したことがありそうだ。