22日、イチローがアメリカ野球殿堂入りを果たした。16日に発表されたNPBの野球殿堂入りに続く快挙。しかも今回の場合は日本人選手初という偉業である。

この偉業は多くのメディアが報じるとともに記念グッズを販売して、今回の殿堂入りを祝福しているところもある。
株式会社レッツでは、殿堂入りが発表されたその日から郵便局限定と称して殿堂入りを記念したダブルコインフォトミントを限定2025個販売。他にも限定5000個のシルバーコインなど、計4つの記念品を販売して殿堂入りを盛り上げている。

そんなイチロー選手の原点は、愛工大名電での高校野球生活にある。甲子園出場は2回に終わったが、その短い期間でも彼のひたむきな努力と才能が輝いていた。

△イチロー MLB 殿堂入り記念 ダブルコインフォトミント

2年生の夏、愛知大会決勝での接戦を制してつかみ取った甲子園の舞台では、初戦で強豪・天理に敗れるも、のちに天理が優勝したことで、その戦いの価値がより際立つものとなった。3年生の春には再び甲子園に戻り、準優勝を果たした松商学園と対戦。投手として先発し、9回を完投する力投を見せたが、惜しくも初戦で敗れた。

甲子園での結果こそ悔しいものだったが、この経験がイチローの基礎となり、その後のプロ野球人生における前人未到の記録に繋がったことは間違いない。オリックス時代には数々の記録を打ち立て、MLBでは「ヒットメーカー」として歴史に名を刻む存在となった。そして今回、日米両方で野球殿堂入りを果たしたことは、その努力と才能が国境を越えて認められた証と言えるだろう。

イチローの歩みはこれで終わりではない。次なるステージでどんな活躍を見せてくれるのか、野球ファンの期待は高まるばかりだ。そして3月18日からのセンバツに出場する各校にも注目しながら、未来のイチローを目指す高校球児たちにもエールを送りたい。