1月24日、第97回選抜高等学校野球大会の出場校が発表される。
今年の近畿大会は大波乱。大阪のセンバツ出場が98年ぶりにゼロになる危機に陥っている。大阪1位の履正社、大阪2位の大阪桐蔭が揃って初戦敗退に終わったのである。
近畿地区の枠は「6」で、優勝の東洋大姫路、準優勝の智弁和歌山、ベスト4の天理、市和歌山は順当に選出され、5枠目は大阪桐蔭を初戦で破った滋賀学園が準々決勝敗退チームの中で最も総合力が高いチームとして選出される見込みが高い。
問題は6枠目だ。大阪3位の大阪学院大高に大阪連続出場の望みが託されている。近畿大会では1勝を挙げて、準々決勝で優勝した東洋大姫路に0対4で負けたが、強打の東洋大姫路を近畿大会で最も抑えたチームとして評価されている。
対抗馬となるのは滋賀2位の滋賀短大付。初戦で履正社に1点先制を許しながら、後半に畳み掛けて6回裏に一挙4点を入れて、逆転勝利を挙げた。準々決勝の天理戦では1対4で敗れたが、一時は同点に追いつくなどしっかりと食い下がる戦いは見せた。
この2校と同じく準々決勝まで勝ち進んだ京都1位の立命館宇治は185センチの長身右腕・道勇 壱心投手(2年)、最速146キロ右腕・柴田 淳之介投手(2年)と2枚看板がいて、守備力も高く、総合力の高いチームとして前評判は高かったが、準々決勝で和歌山3位の市和歌山にコールド負けと手痛い内容となってしまった。