24日、センバツ高校野球大会の出場32校が発表される。大会は3月18日に開幕し、予定通りに試合を消化すれば30日に決勝戦が行われる。
昨夏の甲子園では、大社(島根)が報徳学園(兵庫)、早稲田実(西東京)ら名門を倒してベスト8進出を果たした。公立の星として"大社旋風"を巻き起こし、多くの高校野球ファンを熱狂させた。
センバツ大会でも公立校の躍進が度々起こっている。直近の優勝は09年大会に元広島の今村 猛氏を擁した清峰(長崎)だ。今村は5試合を投げて44回1失点と抜群の投球で春夏通じて長崎県勢初優勝に導いた。昨春は阿南光(徳島)がDeNAに育成2位指名を受けた吉岡 暖投手の力投が実りベスト8進出。23年大会では3回戦進出を果たし、大阪桐蔭(大阪)と1ー0の熱戦を演じた能代松陽(秋田)の活躍も記憶に新しい。
今春のセンバツでは神宮大会準優勝の広島商(広島)や、近畿大会4強に入った市和歌山などが確実視されている。21世紀枠も候補9校のうち8校が公立校となっており、今年も複数校の選出が期待される。
直近3年間で見ると21世紀枠を含めても22年は10校、23年は8校、24年は5校が聖地への切符を掴んでいる。果たして今年は何校の公立校に吉報が届くのだろうか。