第97回選抜高校野球大会(センバツ)の出場32校が24日、発表された。注目の21世紀枠は、壱岐(長崎)と横浜清陵(神奈川)の2校。ともに、甲子園は春夏通じて初出場となる。
21世紀枠としては、初めて神奈川県と長崎県から選出された。
横浜清陵は激戦区といわれる神奈川で昨年秋に公立校として唯一8強入りし、選手が主体的にチームづくりに励んできたことも評価された。神奈川県勢は昨年まで地区推薦校の選出すらなかったが、初めて推薦校となった横浜清陵がセンバツ出場を手にしたことになる。
壱岐は離島というハンディを乗り越えて、昨秋九州大会で1勝を挙げて8強入りしたことが高く評価された。過去、長崎県の推薦校に選ばれたことはあったが、九州地区の推薦校にもなっていなかった。
これで、未だ21世紀枠選出のない都道府県は11。関東・東京では埼玉と群馬、北信越で長野、東海で三重、近畿では京都、大阪、奈良の3府県、中国では岡山、広島、鳥取の3県、九州では福岡となっている。北海道、東北、四国地区では、すべての道県で選出されている。