第97回選抜高等学校野球大会の出場校が発表され、千葉黎明が学校創立101年目にして初出場を決めた。
選抜出場校発表のライブ配信が映し出されたスクリーンに千葉黎明の名前が読み上げられると、西村清理事長、吉田英雄校長、選手たち、保護者は歓喜の声を上げ、中野大地監督と山本大我主将は喜びの握手を交わした。
中野監督は「甲子園で学校関係者の皆様、保護者と黎明高校の校歌を歌うことを目標にしています。勝利して校歌を歌うことは、高校野球独自の文化でもありますし、野球部以外の生徒が良い顔をして、大きな声で歌ってくれる姿が共有できる場が高校野球の魅力の1つだと思っています。それを目標にして戦っていきたい」と振り返った。
また、山本主将は「今年はチームの仲が良いこと。そして野球の質を求めてきたところも魅力かなと思います」と語った。中野監督は甲子園出場の要因について、「甲子園出場を目指して、多くの学校がしのぎを削っています。勝ちたいと思っても勝てるわけではなく、勝てるための準備、動きをしていこうと常々話していました。そういった成果が今回は出たのかなと思います」
選抜へ向けての課題は守備力の向上だ。中野監督は「守備を大事にしているチームで、県大会では持ち味である守備ができましたが、レベルが上がった関東大会では3試合で7失策と課題が出ました。選抜までさらに精度を高めていきます」と語った。