第97回選抜高校野球大会(センバツ)の出場32校が24日、発表された。3月7日に抽選会が行われ、同18日に兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕。13日間(休養日2日を含む)の熱戦が繰り広げられる。

昨年のセンバツで優勝した健大高崎(群馬)は、今年も選出され3年連続の出場となる。「春連覇」を狙うことになるが、センバツの連覇は、過去3度ある。

1929年~1930年 第一神港商(兵庫=現・神港橘)

1981年~1982年 PL学園(大阪)

2017年~2018年 大阪桐蔭(大阪)

いずれも近畿勢で、関東勢の春連覇となれば史上初だ。2023年センバツを制した山梨学院(山梨)は翌年センバツ8強に終わった。1971年優勝の日大三(東京)が翌年センバツ決勝まで進むも日大桜丘(東京)に敗れて、惜しくも「春連覇」を逃している。

プロ注目の154キロ右腕、石垣 元気投手(2年)など、昨年優勝のメンバーも残る健大高崎が、関東勢初の「春連覇」を成し遂げることができるか。

ちなみに、昨年秋の明治神宮大会で優勝した横浜(神奈川)は、センバツの舞台で全国大会の「秋春連覇」に挑むことになる。過去、明治神宮大会で優勝し、翌年のセンバツで優勝したチームは4校ある。

岩倉(東京)1983年→1984年

横浜(神奈川)1997年→1998年

報徳学園(兵庫)2001年→2002年

大阪桐蔭(大阪)2021年→2022年

横浜は1997年から翌98年にかけて、松坂大輔を擁して公式戦負けなしの最強と言われたチーム以来、史上2度目の「秋春連覇」に挑むことになる。

歴代関東勢センバツVチームの翌年センバツ成績

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