中日からポスティングを申請していた小笠原 慎之介(東海大相模)が25日、ワシントン・ナショナルズとメジャー契約合意に至った。契約内容は2年総額350万ドル(約5億4250万円)とされ、中日へ70万ドル(約1億850万円)の譲渡金が入る見込みだ。
これで2015年ドラフト1位指名選手では吉田 正尚(敦賀気比‐青山学院大)、今永 昇太(北筑‐駒澤大)に続いて、3人目のメジャーリーガーとなった。
一方で残りの1位指名選手を振り返ると、髙橋 純平(県岐阜商)、桜井 俊貴(北須磨‐立命館大)、高山 俊(日大三‐明治大)、岡田 明丈(大商大高 - 大阪商業大)、多和田 真三郎(中部商 - 富士大)の5選手はすでにNPB12球団から離れている。
その他、オコエ 瑠偉(関東第一)、平沢 大河(仙台育英)は他球団に移籍し、原 樹理(東洋大姫路‐東洋大)、上原 健太(広陵‐明治大)は一軍の主力にはなれていない状況だ。
高山はルーキーイヤーに打率.275、8本塁打、65打点の活躍で新人王。多和田はプロ3年目に16勝を挙げて最多勝を獲得するなど、タイトル受賞者は現れたが、一軍に定着することができなかった。
吉田、今永、小笠原の3選手はチームの主力となり、メジャーリーグに移籍した一方、残りの選手は継続した活躍ができず、明暗が分かれる結果となっている。