四国アイランドリーグplusの徳島インディゴソックスは26日、2025年新入団選手発表記者会見を徳島県内の商業施設で開催した。学校行事により欠席した池田 凛内野手(履正社―明治大)を除く22選手が集結し、会場に集まったファンとYouTubeから視聴するファンの前で抱負を語った。
冒頭では首脳陣が新シーズンに向けた挨拶を行った。岡本監督は、「今シーズンも色々な選手と新人選手で高め合い、最高のチームを作って目標に挑みたいと思います」と話した。また代表取締役の南 啓介氏に加え、新たにヘッドコーチ兼アカデミーコーチへの就任が決まった元西武の岩﨑 哲也氏も出席。挨拶では関係者への感謝を述べた後、「岡本監督の元、前期後期の優勝、日本一を目指し、一人でも多くNPBに行けるように、一生懸命頑張っていきたい」と意気込んでいた。
会見内では今年のスローガンが『Strike the heart』に決まったことが発表された。南氏は、「ここ最近、選手のレベルが上がっている。これは徳島だけでなく四国のレベルが上がっています。次に実力以外の部分で何が大事かと言われれば、ハートを射抜くような行動だったり、言葉だったり、アクションだったり、立ち振る舞いが大事になってきます」と説明し、「感動を味わって思えるようなプレーと言葉を皆さんに届けて、一緒に感極まった10月を迎えたい。日本一を迎えたい。そんなシーズンにしたいという思いがあります」とスローガンに込められた思いを語っていた。
続いて新人選手が登場。個性豊かな抱負を記した色紙を掲げ、今季の抱負を語った。地元徳島の鳴門渦潮から入団した森高 祐吏内野手は『NPB入り』と書かれた色紙を手に、「今年の抱負はNPB入りすることです。セールスポイントは勝負強さです」と強く宣言した。
最後に会見に集まったファンから目標にするプロ野球選手について問われると、昨秋の神奈川大リーグ戦で6本塁打を記録した加田 拓哉外野手(帝京ー桐蔭横浜大)は、「鈴木 誠也選手(二松学舎大付)のように肩が強く、ホームランの打てる選手になりたいです」と憧れを語った。また最速157キロの速球が自慢の小林 禅投手(佐久長聖ー東北福祉大)は、「大谷 翔平選手(花巻東)です」と大きな目標を口にしていた。
徳島は昨秋のドラフトで12年連続指名の快挙を達成している。今年も履正社時代に甲子園優勝を経験者した池田や、昨夏の甲子園を沸かせた大社のスピードスター・藤原 佑外野手(大社)ら豪華新人選手が加入。今年も多くのNPB入りを掴む選手が出ることに期待したい。