12月9日に3度目の現役ドラフトが行われた。西武はロッテから平沢 大河仙台育英出身)を獲得した。一方で本田 圭佑東北学院出身)がオリックスに指名され移籍となった。

 西武は第1回の現役ドラフトでは陽川 尚将金光大阪出身/前阪神)、第2回では中村 祐太関東第一出身/前広島)を指名していたが、それぞれ1年目はどれくらい出場していたのだろうか。

 移籍初年度の陽川は5月半ばに初の一軍昇格を果たした。いきなりスタメンで起用されると、初打席で本塁打、2打席目でも安打を放つセンセーショナルなデビューを飾る、しかしその後は続かず9試合の出場で打率.167(24-4)、1本塁打と結果を残すことはできなかった。昨シーズンも11試合の出場で打率.133(30-4)と低迷。戦力外通告を受けた。12球団合同トライアウトにも参加せず現役を引退した。

 中村は中継ぎとして27試合に登板した。勝ちパターンに入ることはできず勝ち星、セーブ、ホールドを挙げることがなかったものの、32回を投げ防御率3.09とまずまずの成績を残している。1回限定ではなく複数イニングを投げることもあり、ブルペンで重宝された。

 新たに加わった内外野守ることのできる平沢は、外野一本で勝負するとのこと。西武の外野はレギュラーを固定することができていない。また打線全体で得点力不足に悩まされた。 野手陣は誰でもレギュラーのチャンスがある。

 西口文也新監督は「レギュラーは源田 壮亮(大分商出身)以外白紙」と話しており、平沢も春季キャンプやオープン戦で結果を残すことができれば、開幕スタメンの可能性も十分にある。

 2018年には112試合に出場していたが、その後は出番を勝ち取ることがなかなかできず24年シーズンは一軍出場がなかった。入団10年目の節目となる2025年に新天地で花を咲かせることができるだろうか。