107回全国高校野球選手権大会の第1回運営委員会(委員長:寶馨日本高校野球連盟会長)が7日に大阪市内で開かれ、今年の本大会が8月5日開幕、決勝予定8月22日と決まった。大会全体の会期は1日長くなる。
8月5日の開会式は16時開始に設定され、この日は17時30分からの開幕戦のみを行う。
開会式が午後に実施されるのは大会史上初めて。
昨年の106回大会で開幕から3日間で採用された朝・夕の2部制は開幕から6日間に拡大され、2日目(8月6日)、3日目(8月7日)、5日目(8月9日)、6日目(8月10日)は初めて4試合日での2部制実施となる。
この4日間は、第1試合8時、第2試合10時30分、夕方の部の第3試合は16時15分、第4試合は18時45分となる。
なお、午前の部で試合時刻が13時45分を超えた場合は、原則として継続試合となる。
大会4日目(8月8日)は第1試合8時、第2試合10時30分の2試合のみが設定されているが、序盤の3日間で継続試合や雨天順延などが発生した場合、夕方の部として第3試合以降に組み込まれる可能性がある。
8月11日から朝夕を分けない1部制になるため、前半で1日まるごと順延した時などは、11日以降は1日4試合1部制として実施される。
大会7日目(8月11日)と8日目(12日)は3試合日で設定されているが、これも前半6日間で継続試合や雨天順延などが発生した場合にこの2日間に1試合ずついれて吸収する可能性がある。
大会9日目(8月13日)からは、通常の1日4試合1部制として実施。
第1試合が8時、第2試合は10時30分とこれまでの2時間35分間隔から2時間30分間隔に戻るが、これはクーリングタイムを10分から8分に短縮されるため。
例年通り、3回戦翌日、準々決勝翌日、準決勝翌日は休養日が設定される。
また入場料金も改定される。2部制日拡大に伴う稼働時間延長などによる経費増が見込まれること、昨今の物価や人件費の高騰も考慮しての改定となった。
ただし、こども料金は据え置き、または一部値下げとなり、従来4歳以上小学生までだったこども料金の対象を中学生にまで広げる。 入場料金の全面的な改定は104回大会以来で、105回大会で外野指定席を改定(値下げ)、106回大会で2部制導入に伴って午前券、夕方券が新たに設定されている。
主な席種の新料金は次の通り
中央指定席 おとな・こども共通
8月5日~10日:午前券2500円 夕方券2500円 (106回大会から500円増)
8月11日~:一日券4800円 (106回大会から600円増)
1・3塁指定席 おとな
8月5日~10日:午前券2000円 夕方券2000円 (106回大会から300円増)
8月11日~最終日:一日券3900円 (106回大会から200円増)
1・3塁指定席 こども(4歳以上中学生以下)
8月5日~10日:午前券500円 夕方券500円 (106回大会と同額)
8月11日~最終日:一日券1000円 (106回大会から200円減)
アルプス席 おとな・こども共通
8月5日~10日:午前券1000円 夕方券1000円 (106回大会から200円増)
8月11日~最終日:一日券2000円 (106回大会から600円増)
外野指定席 おとな
8月5日~10日:午前券500円 夕方券500円 (106回大会と同額)
8月11日~最終日:一日券1000円 (106回大会から300円増)
外野指定席 こども(4歳以上中学生以下)
8月5日~10日:午前券100円 夕方券100円 (106回大会と同額)
8月11日~最終日:一日券200円 (106回大会と同額)
【今年の甲子園スケジュール】