昨年のドラフトで惜しくも指名漏れとなった高校生の進路が明らかになった。
まず24年度の高校生を代表する捕手・箱山 遥人(健大高崎)はトヨタ自動車へ。甲子園4度出場の高尾 響投手(広陵)もトヨタ自動車に進む。
強豪社会人に進む超高校級の選手は多く、高校通算32本塁打のスラッガー・三井 雄心内野手(浦和学院)は強豪・Honda、三季連続甲子園出場に貢献した超高校級スラッガー・正林 輝大外野手(神村学園)、148キロ右腕・小川 哲平投手(作新学院)はJR東日本となった。
大学組では富士大が北海道屈指の147キロ左腕・山内 悠生投手(北見柏陽)、143キロ右腕・岩瀬 将投手(菅)、二刀流・髙橋 昇聖外野手(専大北上)の入部が決まった。上武大も149キロ右腕・森 厳徳投手(県岐阜商)、147キロ右腕・三浦 尊神投手(おかやま山陽)の本格派2投手も入部した。森は多彩な変化球を投げ分け、打者を翻弄する投球は広陵・高尾に匹敵するほどの実力があり、即戦力として活躍が期待される。
二軍球団では聖光学院のエース・高野 結羽投手がオイシックスへ入団した。
独立リーグでは、超俊足ぶりを発揮して昨夏の甲子園を沸かせた藤原 佑外野手(大社)は12年連続ドラフト指名が続いている徳島インディゴソックスへ。いきなり2月8日のアークバリアとのオープン戦では盗塁を決め、持ち味を発揮している。
昨年のドラフトでは、高校時代にプロ志望届を提出した片山 楽生投手(白樺学園-NTT東日本)がオリックス6位指名を受けた。あと一歩届かなかった逸材たちが数年後、ドラフト指名を叶えることができるか注目だ。