3月5日、6日に開催されるラクザス 侍ジャパンシリーズ2025の代表28名が選出された。井端弘和監督が侍ジャパンの課題として挙げたのが、長打力だ。
「前回のWBC準決勝での吉田(正尚)選手の本塁打、決勝では村上(宗隆)選手、岡本(和真)選手の本塁打で勝利を呼び込みました。一方で、昨年のプレミア12決勝戦では決勝でホームラン2本を打たれて負けてしまいました。ここまで勝ち上がると連打は望みにくいですし、より長打、本塁打の重要生が高まると思いますし、長打が打てる選手は魅力です」
今年は阪神・佐藤 輝明(仁川学院-近畿大)、阪神・大山 悠輔内野手(つくば秀英-白鴎大)、日本ハム・万波 中正外野手(横浜)、初選出となった水谷 瞬(石見智翠館-ソフトバンク-日本ハム)、細川 成也(明秀日立-DeNA-中日)と実績十分な5人のスラッガーがおり、プロ1年目から2本塁打を放った廣瀬 隆太(慶応-慶応義塾大-ソフトバンク)は打球速度が170キロを超えており、その数値は球界でもトップクラスで、大学時代は東京六大学通算20本塁打を放ち、本塁打となった打球はプロに匹敵するほどの弾丸ライナーで、この経験で大ブレイクのきっかけになるのか、注目が集まる。井端監督は「この6人は長打を打ってほしいですね」とコメントした。
選出された佐藤は「素直に身が引き締まる思いですし、日の丸を背負うことなので、すごく光栄に思います。普段対戦できないような投手と対戦できるのは楽しみですし、自分の強みを活かして頑張りたいと思います」と意気込んでいた。
【選出されたスラッガーたちの昨季成績】
130試合 14本塁打68打点 打率.259 長打率.383
35試合 2本塁打9打点 打率.233 長打率.330
佐藤 輝明(仁川学院-近畿大-阪神)
120試合 16本塁打70打点 打率.268 長打率.439
143試合 23本塁打67打点 打率.292 長打率.478
136試合 18本塁打60打点 打率.252 長打率.425
97試合 9本塁打39打点 打率.287 長打率.443