阪神は今年から藤川 球児新監督が誕生した。1957年生の岡田彰布前監督に対して藤川監督は1980年生まれ。指揮官が大きく若返ったわけだが、所属選手も若い選手が多い。
なんと現時点において35歳以上のベテランは西勇輝(菰野出身)だけだ。そんな西だが今年も開幕ローテーションへ向けて順調な調整を続けている。24日のDeNA戦では1回1失点だったが、仕上がり自体は順調だ。
今年35歳を迎える西は昨シーズン21試合に登板。規定投球回には届かなかったものの124回2/3を投げ防御率2.24と結果を残した。
2011年から14年連続で投球回数が100回を超えており、まさに先発ローテーションのなかで計算が立つ存在といえる。バリバリのエース格という立ち位置ではないが、今季もロ開幕からローテーションを担うのは、有力な存在となっている。
現役投手で10年以上、100回以上が続いているのは西のみ。ヤクルト・小川 泰弘投手(成章)は、投球回100回以上が11年続いていたが、昨年は62回で終わり、途切れる結果となった。
今季も100回以上を投げれば、三浦大輔投手(現・DeNA以来)、16年ぶりの15年連続100回達成となる。通算124勝は90年世代では単独トップの勝利数であり、世代をリードする存在として活躍を見せることができるか注目だ。