いよいよシーズン開幕まで1ヵ月に迫っている。昨年のパ・リーグは、ルーキーで新人王を獲得した西武・武内 夏暉投手(八幡南―国学院大)や現役ドラフトで移籍した日本ハム・水谷 瞬外野手(石見智翠館)などが存在感を発揮し、チームに欠かせない選手へと成長した。
今回、高校野球ドットコムでは2月10日から一週間、XとInstagramにてパ・リーグの「ネクストブレイク選手予想」に関するアンケート調査を実施。今回集まったファンの声をもとに、今年のパ・リーグでブレイクに期待する選手達を紹介する
3位 ロッテ・西川 史礁外野手(龍谷大平安―青山学院大)
第3位に選ばれたのはロッテのドラフト1位・西川。昨秋のドラフト会議ではロッテとオリックスの2球団が競合となった期待度抜群の注目新人である。大学時代にはレッドソックス・吉田 正尚外野手(敦賀気比―青山学院大)や山川 穂高内野手(中部商―富士大)など名だたる選手が経験した「大学日本代表4番」を務め、昨年3月には大学生ながら侍ジャパン日本代表に選出され、欧州代表相手に3安打1打点と強烈な印象を与えた。キャンプも一軍スタート、対外試合では5打席連続安打を記録するなど非凡な野球センスを発揮している。
2位 オリックス・東松 快征投手(享栄)
第2位には、オリックス期待の若手投手である東松投手が選出された。高卒2年目となる左腕は、昨シーズン2軍で7試合に登板。今年の飛躍が熱望されている選手だ。ルーキーイヤーは投球イニング数を上回る奪三振数を記録。享栄時代から最速150キロ超えの直球を武器に腕を鳴らしたが、プロでも奪三振能力は健在である。ファンの中には「高校の時から応援してます」と学生時代の活躍が印象に残っている人もおり、「昨年の入団から応援しています!笑顔が素敵です!」と今後の活躍を熱望する声が多く寄せられていた。
1位 楽天・宗山 塁内野手(広陵―明治大)
圧倒的票数で1位を獲得したのは、昨秋ドラフトでは5球団が競合したゴールデンルーキー・宗山だ。六大学通算118安打に華麗な守備で攻守に能力の高さを見せ、前述の西川とともに昨年3月に行われた侍ジャパンに飛び級で選出された。怪我の影響で試合出場は叶わなかったが「アマチュア球界NO.1野手」「20年に1人の逸材」と称された世代を代表する選手である。
寄せられたコメントでは、「本日の対外試合を見てより期待が膨らんだ」「総合的にどう考えてもブレイクするに決まってる器の選手だからです!」「大学のときからすごく注目されてる!!期待しかない!!」「華がある」と、早速プロの試合に順応している大器にファンも期待を寄せている。
特に守備に関する投稿も多く、「守備範囲、守備の正確性、肩、打率の高さ、甘いマスク」「大学での活躍がピカイチ!あの守備力と打力に勝てる新人はいないと思う!」「広陵の頃からショートで輝いていた。軽やかな守備と圧倒的な打撃力。ファン思い」「守備範囲の広さ、守備力、強肩、体幹の強さ」など、持ち味を活かした活躍も注目したい。
文章:高校野球ドットコムインターン生:伊藤雄大