春の高校野球の季節を告げる3月に突入した。2025年春の第97回選抜高校野球大会(センバツ)は7日の抽選会を経て、18日に阪神甲子園球場(兵庫・西宮市)で開幕。いよいよ到来する「春本番」を前に、大会にまつわる様々なランキングを紹介していく。今回は出場32校の学校創立のランキングをお届けする。

 今年のセンバツに出場する高校で、学校創立が一番古いのは、広島商(広島)で1899年。その翌年に天理(奈良)と高松商(香川)が創立している。上位10位までのランキング(創立年)は以下の通り。

1位 広島商※ 1899年

2位 天理 1900年

2位 高松商※ 1900年

4位 早稲田実 1901年

5位 至学館 1905年

6位 壱岐※ 1909年

7位 柳ケ浦 1910年

8位 青森山田 1918年

8位 滋賀短大付 1918年

10位 千葉黎明 1923年

(※は公立)

 広島商は今年で創立126年となる。野球部創部は学校創立と同じ。甲子園では春1回、夏は6回の優勝を誇り、今回のセンバツ23度目の出場で、春夏合わせて46度目の出場となる。

 創部120年の2019年の夏に甲子園出場で「大正」「昭和」「平成」「令和」の4元号で甲子園出場を果たした。同じく4元号で甲子園出場を果たしているのは、今センバツで出場しているなかでは、広島商以外は高松商早稲田実(東京)。

 明治が終わった1912年(明治45)までに創立した学校は21世紀枠で出場の壱岐(長崎)を含め7校。公立校は今大会5校が出場するが、そのうち3校が明治時代に創立した「古豪」でもある。また、初出場の千葉黎明(千葉)も「大正時代」の創立と、学校の歴史は古い。それだけに、今回のセンバツ出場で学校のみならず、地域全体が盛り上がっているに違いない。

 ちなみに一番「若い学校」は、2021年創立のエナジックスポーツ(沖縄)。昨年秋の九州大会で準優勝を果たして春夏通じて初出場を果たしている。

出場32校の学校創立全ランキング

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