△松山合宿でも持ち味のストレートで存在感を示した
「4年後にプロに行く」と高校時代に目標を立て、日々の練習に臨んでいる。悲願のドラフト指名へ「1シーズンだけなら意味がない」と、最終学年でも継続的な活躍を誓った。
「最低限、昨年の成績は超えたいです。監督さんからも5勝では少ないと期待をかけられていますし、長いイニングを投げて勝ちに貢献したいです」
そんな篠原が参考にしているのがダイエーで活躍した斉藤 和巳氏(現・3軍監督)。一時代を築いたエースの憧れを持っている。
「やっぱり負けない。自分が負けないチームが負けないという投手だったので、そこは大事にしていきたいです」
まずはリーグ優勝、日本一を目指すチームにとって篠原の活躍が必要となる。自身も昨秋逃した最高殊勲選手(リーグMVP)を含む”投手3冠”を目指しながらドラフト指名を目指す。
「チームに貢献して、シーズンが終わった時に1年を振り返った時に、ドラフト1位がついてくればいいかなと思っています。そのためにも全体的なベースアップが必要です。自分は球速も160キロも出ないですし、得意のスプリットも千賀(滉大=ニューヨーク・メッツ)投手のようなキレのある球でもないので、トータルバランスがあがれば、指名順位も上がっていくのかなと思います」
直球は「155キロを目指します」とさらなる成長を遂げ、ドラフト1位を見据えている。篠原の投球に今後も注目していきたい。