<千葉黎明19―0銚子商> 2日◇練習試合◇ 千葉黎明グラウンド
センバツ初出場の千葉黎明が2日、同校グラウンドで銚子商と練習試合を行い、19対0、6対4で2連勝を収めた。
第1試合は1回裏にいきなり相手のミスなども絡んで3点を先制し、4回裏に打線が一気につながり、11点を追加し、14対0と大量リードを広げた。その後も打線の勢いは止まらず、19点を入れた。
投手陣の仕上がりも上々。まず米良 康太投手(2年)が高い制球力を活かし、3回無失点の好投。そして2番手には田代 敬祐投手(2年)が威力ある130キロ後半の速球を投げ込み、2回無失点の好投。6回から長身左腕・飯高 聖也投手(1年)が登板し、2回無失点に抑え、8回には伸び盛りの速球派右腕・岩下 竜典投手(1年)が登板し、2回無失点に抑え、4投手で被安打1に抑える完封リレーを達成した。
第2試合では新2年生右腕・藤崎雅人投手などベンチ入りを狙う投手たちが登板した。藤崎は館山キャンプで好投を見せ、登板機会も増えている。銚子商相手に4回2失点だった。5対4で迎えた7回裏に3年生右腕の市丸 叶逢投手が切れ味抜群の変化球を活かし、3回無失点の好リリーフで勝利に貢献した。
試合後、中野大地監督は各々、ミーティングで反省点を語りながら、「1日の暁星国際戦含めて80点以上の試合運びができています。なかなか100点を取れるものではありませんが、考えなしでやってしまうと、60点、50点となってしまい、うちのようなチームは戦えない。この2日間は選手それぞれが考えながらプレーできています」と、点差、イニング、カウント、状況に応じたプレーを実行する選手たちを称えていた。