2年ぶりにDeNAへ復帰を果たしたトレバー・バウアー投手が3日、横浜市内の球団事務所で入団会見に出席した。

 来日2年目は「沢村賞を獲得したい」と意欲を見せる。"投げる科学者"の異名を持つほど研究熱心な右腕は、タイトル獲得に向けこう分析した。

「その目標を成し遂げるには多くのものをクリアしなければいけない。健康であること。睡眠をとること。リカバリーをすること。そして常に学び続けることが必要になります。とても難しい目標ですが、自分にできることは何でもしたい」

 そう話しながらも、「私の活動を知りたい方は、私のYouTubeチャンネルをご視聴いただければと思います」とらしさ全開のトークで笑いを誘っていた。

 メジャーリーグ時代、バウアーはサイ・ヤング賞を獲得した経験を持ち、沢村賞と両方の受賞は史上初となる。

「沢村賞はサイ・ヤング賞と同じ歴史的な権威がある。2020年にサイ・ヤング賞を獲得したが、長い歴史の中で沢村賞と両方を取った投手はいない。その偉業を実現したい」

 2度目となる日本野球界でどのような成績を残せるのか。バウアーの投球に注目が集まる。