春の高校野球の季節を告げる3月に突入した。2025年春の第97回選抜高校野球大会(センバツ)は7日の抽選会を経て、18日に阪神甲子園球場(兵庫・西宮市)で開幕。いよいよ到来する「春本番」を前に、大会にまつわる様々なランキングを紹介していく。今回は出場選手の本塁打&打点ランキング(昨年秋公式戦)をお届けする。
打撃の華でもある本塁打。新基準のバット採用となってからは、めっきり本数は減ったが、今大会出場校で、昨年秋の公式戦で本塁打をマークしたのは44人。そのなかで複数の2本以上を放った選手は以下の通り。
<3本>
<2本>
木下 心結内野手(1年=日本航空石川)
健大高崎(群馬)の3番・秋山が唯一の3本でトップ。チーム本塁打6本の半分をたたきだした。智弁和歌山(和歌山)の福元、高松商(香川)の橘はともに2打席連発を放っている。二松学舎大付(東京)の福和田は、1年生ながら179センチ、88キロの体格を武器に2アーチをマーク。4番を任されたこともある将来性豊かな選手だ。
昨年秋の公式戦は各チームによって試合数が異なるため、厳密には比較にはならないが、打点の部門でもランキングにしてみた。2ケタ以上をマークしたのは28人。そのうち13打点以上の9人のランキングは以下の通り。
6位 柳井 晶翔捕手(2年=広島商)13(10)
(右端のカッコ内の数字は出場公式戦)
敦賀気比(福井)の1番・岡部と3番・長谷川、東洋大姫路(兵庫)の5番・高畑の3人が15打点で並んでトップに立った。岡部は打率3位、盗塁1位に加え打点もトップに立っている「ハイスペック」な選手。長谷川を含め1年生3人がランクインした。高松商(香川)の山田、市和歌山(和歌山)の井上は、試合数1ケタでのランクインとなった。
センバツでも、豪快な一発と勝負強い打撃に期待される。