春の高校野球の季節を告げる3月に突入した。2025年春の第97回選抜高校野球大会(センバツ)は7日の抽選会を経て、18日に阪神甲子園球場(兵庫・西宮市)で開幕。いよいよ到来する「春本番」を前に、大会にまつわる様々なランキングを紹介していく。今回は出場選手の球速をお届けする。
今センバツ出場校でマウンドに上がる可能性がある登録選手の球速では、最速140キロ以上をマークしている選手が69人。そのうち、145キロ以上は18人、150キロ以上は5人となった。一昔前までは150キロ以上は非常に珍しかったが、近年では珍しくなくなった。体力、技術の進歩が著しく、今大会でも注目投手は多い。
145キロ以上の球速ランキングは以下の通り。
<158キロ>
<152キロ>
髙橋 友春(2年=高松商)
<150キロ>
<147キロ>
<146キロ>
<145キロ>
蜂谷 逞生(2年=日本航空石川)
(※は左腕)
プロ注目右腕、健大高崎(群馬)の石垣が堂々のトップ。160キロに到達しそうな158キロの速球を誇って大会に挑むことになる。3月に入っての練習試合でも、早くも150キロをマークするなど調整は順調のようで、甲子園最速の155キロを超えることはもちろん、160キロ超えも夢ではないかもしれない。
高松商(香川)の高橋は昨年秋の四国大会では登板はなかったが、香川大会で救援登板して優勝に貢献している。期待されて入学した右腕が素質を開花させるか。
左腕最速は体格を生かした力強い投球が特徴の沖縄尚学(沖縄)・末吉。昨年秋の沖縄県大会で150キロをマークしている。この末吉を含め、横浜(神奈川)・織田、山梨学院(山梨)・菰田や、日本航空石川(石川)・保西、横浜の内野手兼任の池田と、145キロ超えの1年生も多い。
大会を彩る速球派投手の奮闘に期待したい。