第97回選抜高校野球大会(センバツ)の組み合わせ抽選会が7日、大阪市内で行われ、1回戦の対戦カードが決定した。名門対決で会場が盛り上がるなか、101年前にあたる1924年の記念すべき第1回大会の決勝カードも再現された。
大会第5日、順当に日程が消化されれば、22日の第1試合に、1924年第1回センバツ大会の決勝カードがプレーボールを迎える。
当時は高松商が2対0で勝利。メモリアルなセンバツ「初代チャンピオン決定戦」は高松商に軍配が上がっている。4回と7回に1点ずつを挙げ、相手を完封する快勝で優勝を収めた。
実はこの両校、その翌年の夏甲子園決勝でも再び対戦した。この時も高松商が5対3で逃げ切っている。その後は対戦がなく、甲子園で両校が対戦するのは「100年ぶり3度目」ということになる。
以前、「こんな初戦カード大歓迎」と題して、期待したい対戦カードをいくつか取り上げていたが、そのなかにこの「メモリアルカード」も紹介していた。まさかの実現にビックリ!
第1回大会の会場は甲子園ではなく、愛知県の山本球場だった。今年、101歳を迎えた甲子園が、101年前の決勝カードを用意してくれたのではないかと、勝手に解釈している。