今回のまとめ
今回は花粉症の仕組みと対策について見てきた。ここでもう一度、重要なポイントをまとめていきたい。
花粉症は、体の中で起きている『慢性炎症』が根本的な原因である。
この慢性炎症によって免疫システムが過敏になり、本来なら無害なはずの花粉に対して過剰に反応してしまう。その結果、くしゃみや鼻水といった症状が現れる。つまり、花粉症を本当の意味で改善するためには、薬で一時的に症状を抑えるだけでなく、体の中の慢性炎症を改善することが大切になってくる。
そのカギを握るのが、実は毎日の食生活。砂糖や悪い油の摂り過ぎを控え、腸内環境を整えることで、少しずつだが、確実に体質を変えていくことが出来る。
花粉症は「仕方がない」「一生付き合っていくしかない」と思っている人も多いかもしれない。でも、その症状は決して一生付き合っていくものではない。正しい知識を持って、適切な対策を続けることで、改善の可能性があるのだ。
今回学んだことを参考に、自身の生活習慣を少し見直してみてほしい。花粉症は、「ある日突然良くなった!」ということはないが、気が付いたら、「なんか症状が楽〜」という風に少しずつ症状が緩和してくる可能性がある。
一朝一夕には改善しなくても、コツコツと続けることで、必ず変化は訪れる。みなさんの花粉症対策が、より効果的なものになることを願っている。
【三好たまき】みよし・たまき
1985年愛媛県生まれ。舞台俳優として上京してから、アクションレッスン中に背中痛めて、トレーニングを決意。しかしその後すぐギックリ腰を3度経験したことからトレーニングや健康に対する意識が高まり、2015年にパーソナルトレーナーの資格を取得する。
その後、年間1680本のパーソナルトレーニングを新宿、麻布十番で実施。主にコンディショニング(腰痛や肩こり、膝痛などの改善)が専門で、腰痛、膝痛、筋肉の張り、不眠症、生理痛、慢性疲労といった身体の不調改善を行っています。また痛みをとることだけではなく、再発させないことを念頭にしたメニュー作成で600人以上の健康に携わる。
また、パーソナルトレーニングの他に、オンラインでの栄養指導や講師業を中心に活動中。企業に向けて健康経営を行っている。
<主な資格>
パーソナルトレーナー
NASM-PES
日本肥満予防協会アドバイザー