巨人・中山 礼都内野手(中京大中京)の活躍が止まらない。期待の高卒4年目は、ここまでオープン戦で打率.364と好調を維持。2年ぶりの開幕メンバー入りに一歩も二歩も前進した形だ。

 中山の活躍にSNSでは「開幕サードは中山選手がいい」「中山礼都スタメンでも問題なくやりそう」「中山をレギュラーで見たいけど守るところが」など、スタメン出場を望む声も多く投稿されている。ただし、巨人の内野手陣は強力。岡本 和真智弁学園)、吉川 尚輝中京ー中京学院大)に、門脇 誠創価創価大)、坂本 勇人光星学院=現・八戸学院光星)と層は厚く、控えに回る可能性もゼロではない。

 とはいえ、勢いのある若手を起用して、チームの活性化に繋げたいのも事実だろう。現実的に開幕スタメンを狙うとすれば三塁だろうか。岡本、吉川は不動の地位を築いており、門脇も他を圧倒する守備を考えると、スタメンから外すことは考えにくい。唯一坂本は守備力こそあるものの、昨シーズン不調にあえぎ、中山が好調を維持できればスタメン確約とまではいかないだろう。一方の中山は守備に不安を抱え、鉄壁の内野手陣と比較して安定感に欠ける。守備でもさらなるアピールが欲しい所だ。

 いずれにしても坂本の負担を考慮すると、シーズンを通しての出場は厳しく、中山のスタメン出場も増えそうだ。他にも浦田 俊輔内野手(海星九州産業大)、荒巻 悠内野手(祐誠上武大)ら期待の内野手ルーキーたちもアピールが続いている。し烈を極める内野手のレギュラー争いに今後も注目していきたい。