14日、オリックスの森 友哉捕手(大阪桐蔭)が右内腹斜筋の筋損傷と診断されたことが分かった。

 森は、12日の中日戦(オープン戦)で2回の第一打席で右脇腹付近を痛め、途中交代となった。ここまで打率.333と好調を維持し、攻守の要として今季も活躍が期待されていた。2年ぶりのV奪回へ貴重な戦力だったが手痛いアクシデントとなった。

 チームは中継ぎでも吉田 輝星投手(金足農)、宇田川 優希投手(八潮南)の2人がトミー・ジョン手術で長期離脱を余儀なくされている。吉田は昨季50試合に登板したが、シーズン終盤に右肘の疲労骨折。今春キャンプ中にひじの故障を負い、手術を決断した。WBC優勝メンバーの宇田川は昨季13登板に留まり、復活を期す中で苦しい状況が続いている。

 リリーフ陣の相次ぐ離脱が続く中、野手の主力選手に負傷者が出るなど、開幕に向け厳しい状況が続く。岸田 護政権初年度で早くも試練が立ちはだかっているが、跳ね除けることができるか。