世界を驚かせる剛球を披露した。15日、阪神がメジャーリーグ・カブスとプレシーズンゲームで対戦。3番手でマウンドにあがったルーキー右腕・工藤 泰成投手(明桜)が1回3奪三振の圧巻投球で衝撃を与えた。工藤の快投にSNS上では、「工藤くん、夢しかない」「工藤の存在がメジャーにバレてしまう!笑」「しかし工藤の球エグかったな」と驚きの声が寄せられていた。

 工藤は徳島インディゴソックスで最多勝となる8勝を挙げ、自慢の真っすぐも最速159キロを計測。奪三振能力の高さでもアピールし、阪神から育成ドラフト1位指名で入団した。

 過去の取材では「支配下で行こうと1年間やっていたので、指名があってからは本当に悔しかったです」と、悔しさを吐露していたが、悔しさを肥やしにオープン戦でアピールを続けた。奮闘が実り、今月の7日に支配下登録を掴んだ。

 この日も最速156キロを計測した直球でカブス打線をねじ伏せた。鈴木 誠也外野手(二松学舎大付)に安打を許したものの、全てのアウトを三振で奪う衝撃の投球内容となった。

 支配下からわずか8日での投球に「育成からって信じられない速球!」「工藤くんはまじでなんで育成でとれたのか」「アカン世界に工藤がバレた」「工藤くんの貫禄ハンパないな」など、阪神ファンから称賛の声が挙がっていた。