怪我を乗り越え、一軍のオープン戦デビュー!
ただ1年目は右肩烏口突起移行術などでリハビリの日々でした。二軍戦で起用されたのは9月から4試合出場にとどまりました。秋季練習ではしっかりと投打で実力を磨いて、オフに台湾のウインターリーグに参戦しました。投手としては4試合の登板で無失点。すべて中継ぎで4回を投げ奪った三振は8個とイニング数を大きく上回る好成績。打者としても打率.313(32-10)とバットコントロールの良さは健在で、今季に期待をもたせる内容を示しました。
U-18代表時の武田
そして3月に一軍に合流し、11日の広島戦では6回表からライトの守備について、8回裏にプロ初打席を迎え、遊ゴロに終わり、最後まで守りました。そして12日の広島戦では8回表に登板し、最速144キロをマークしましたが、本塁打を打たれ、1回2失点と厳しいマウンドになりました。
それでも切れのあるストレートは健在で、今後が楽しみな試合内容でした。今年の武田選手はまず二軍で打者としても投手としても1シーズン通して、怪我なく終えて、どれだけ高いパフォーマンスを維持できるかにかかっています。一軍での内容を見ると、リリーフでは150キロ以上を求めたい。打者では一軍レベルの投手でも難なく対応できるバットコントロールを見せて、打率を残せる打者になってほしいです。
非常に難しいポジションではありますが、右肩上がりの成長を見せて、結果を残せば、起用の幅は広がると思います。
12年に創設されたDeNAとしては球団初の二刀流選手として大成させたいところでしょう。この2年目は飛躍の兆しが見えるシーズンになることを期待したいです。