2025年春の第97回選抜高校野球大会(センバツ)第2日は19日、1回戦3試合が予定されている。
2015年センバツの覇者で5年連続センバツ出場の「常連」・敦賀気比に対して、春夏通じて初出場の滋賀短大付が挑む形となる。滋賀短大付・櫻本 拓夢投手(3年)は昨秋、近畿大会で履正社(大阪)相手に好投し、勝利に大きく貢献した。その技巧派左腕が強力な敦賀気比打線をどこまで封じ込めるかがカギになる。実は敦賀気比は、ここ4年連続で初戦敗退中。連敗を止めて2016年以来の春勝利を目指す。
昨秋、明治神宮大会の覇者で優勝候補筆頭の横浜が初戦を迎える。相手は土井 源二郎投手(3年)を筆頭に好投手が揃う市和歌山。横浜打線がどこまで打ち崩せるかが、カギになる。横浜ではプロ注目の阿部 葉太外野手(3年)と、織田 翔希投手(2年)が投打の注目選手。ここ2大会連続で初戦敗退となっている横浜は2012年以来の春白星、市和歌山は4大会連続の初戦突破をかける。
大会注目の150キロ左腕・沖縄尚学の末吉 良丞投手(2年)が登場。横浜の織田と並び、注目の2年生投手がセンバツの舞台でどこまで実力を発揮できるか。相手は、昨夏甲子園で4強入りした青森山田。そのメンバーが5人残るなど、経験豊富な選手が多い。末吉の投球に大いに注目される。選手として1999年、監督として2008年にセンバツの頂点を経験した比嘉監督に率いられた沖縄尚学ナインが、3大会連続の初戦突破、青森山田は昨年に続く初戦突破をそれぞれ狙うことになる。
※センバツ・トーナメント表はこちらから