2025年春の第97回選抜高校野球大会(センバツ)第3日は20日、1回戦3試合が予定されている。

第1試合 大垣日大(岐阜)-西日本短大付(福岡)

 昨秋東海チャンピオンの大垣日大と、昨夏甲子園出場の西日本短大付の対決。大垣日大西河 遥人捕手(3年)、西日本短大付山下 航輝捕手(3年)の「捕手対決」に注目。強肩を誇る西河、強打を誇る山下が、互いにどこまで実力を出せるか。38年ぶりのセンバツ出場となった西日本短大付は、センバツ初勝利をかける。大垣日大はセンバツ初出場で準優勝した2007年以来の快進撃を狙う。

第2試合 山梨学院(山梨)-天理(奈良)

 一昨年のセンバツ覇者・山梨学院と、1997年に優勝経験を持つ天理の戦い。互いに複数投手の継投が持ち味で、投手陣の踏ん張りが勝敗を分けそう。山梨学院の投打二刀流の2年生・菰田 陽生内野手の活躍にも注目される。194センチの長身から最速は146キロを誇り、高校通算6本塁打の長距離砲でもある。天理伊藤 達也内野手(3年)も投手兼任で、こちらも投打二刀流の活躍が見られるかもしれない。天理のプロ注目の遊撃手・赤埴 幸輝内野手(3年)のプレーにも注目だ。天理は勝てば、春夏通算80勝となり、松山商(愛媛)と並んで歴代5位タイとなる。

第3試合 壱岐(長崎)-東洋大姫路(兵庫)

 大会注目右腕の1人、阪下 漣投手(3年)を擁する東洋大姫路が登場。センバツでは過去最高の4強以上を目指して、初戦を戦う。最速147キロ右腕が、自慢の制球力を武器に聖地のマウンドに挑む。対するは21世紀枠で初出場の壱岐。昨秋の公式戦13試合で42盗塁をマークした機動力がどこまで通用するのか。「100年の奇跡」と盛り上がっている離島住民への勝利を目指す。

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