18日、センバツ連覇を目指す健大高崎は初戦で明徳義塾を3対1で破り、初戦突破を決めた。背番号10の下重 賢慎投手(3年)が延長10回を投げ、1失点完投勝利を挙げた。
下重の勝利で健大高崎は1つの快挙を達成した。それが甲子園で同学年3投手による先発勝利だ。健大高崎は154キロ右腕・石垣 元気投手(3年)、トミー・ジョン手術からの復帰を目指す佐藤 龍月投手(3年)が昨年のセンバツで先発勝利投手を挙げている。佐藤は1回戦の学法石川戦、2回戦の明豊戦、準々決勝の山梨学院戦で勝利投手。石垣は準決勝の星稜戦、決勝の報徳学園戦で勝利投手となった。
この快挙は18年の大阪桐蔭以来の記録となった。大阪桐蔭は17年センバツから18年のセンバツまで根尾 昂投手(中日)、柿木 蓮投手(元日本ハム)の2名が先発勝利を挙げ、18年選手権で、横川 凱投手(巨人)が3回戦の高岡商戦で先発し、5回1失点の好投を見せ、リードした状態で降板。3対1で競り勝って、横川はこの試合で甲子園初勝利を収めた。
大阪桐蔭は18年に二度目の春夏連覇を果たしたが、健大高崎は年をまたいだが、3人目の先発勝利投手ということで、投手層の厚さは高校野球の歴史に名を刻むことになった。
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