第97回選抜高等学校野球大会の2日目の第2試合に登場した横浜の怪物2年生右腕・織田 翔希投手は高い潜在能力を見せるも、課題も残る投球内容となっている。

 立ち上がりにいきなり最速152キロをマーク。センバツに出場した高校2年生投手で最速152キロは、安楽 智大投手(済美・13年)に並ぶ歴代最速タイとなった。

 しかし4回以降から球速が落ち始め、140キロを割るストレートも増えて、序盤のような140キロ後半の連発も少なくなった。そうなると市和歌山打線も捉えるようになり、鋭い打球によるヒットも増えた。4回にはミス、5回には適時打を打たれ、5安打2失点となった。

 初回の平均球速147.1キロだったが、5回までの平均球速は144.17キロと平均球速の低下が被打率増加につながる結果となった。現在の課題は平均球速を維持するスタミナとなった。

【一覧】横浜・織田投手 イニングごとの最高球速

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