<第97回選抜高校野球大会:山梨学院5-1天理>◇20日◇1回戦◇甲子園
2023年センバツVの山梨学院(山梨)が天理(奈良)との強豪対決を制して、3年連続の初戦突破を決めた。
3回に1点を先制されたが、4回に鳴海 柚莱外野手(3年)が2点適時二塁打を放って逆転。6回には連続押し出しで2点を追加すると、9回にも1点を追加して逃げ切った。
先発の左腕・津島 悠翔投手(3年)が3回途中1失点で降板も、2番手の右腕・藤田 蒼海投手(2年)が9回途中まで無失点に抑える好投を見せた。強打の天理打線をわずか2安打に抑え、6回を無失点に抑えて勝利に導いた。
藤田は「コントロールに苦しんだが、捕手の横山さんの的確な声かけに助けられた」と振り返り、横山 悠捕手(3年)も「藤田は立ち上がりに苦しんだが、しっかりと立て直してくれた。四球を出しても、打者を抑えたり、投手が気持ちよく投げられることに集中した。天理の赤埴は徹底マークして、抑えた」と胸を張った。
2回戦では西日本短大付(福岡)と対戦する。
天理は、プロ注目の遊撃手・赤埴 幸輝内野手(3年)が無安打(2四球)に終わるなど、チャンスを生かしきれず、春夏通算甲子園80勝はお預けとなった。
※センバツ・トーナメント表はこちらから