<第156回九州地区高校野球大会鹿児島予選:鹿児島玉龍9-1松陽>◇20日◇1回戦◇平和リース球場

 平和リース球場のオープニングゲームは、鹿児島玉龍と松陽の鹿児島市内公立普通校同士の対戦。相手のミスをそつなく突いて加点した鹿児島玉龍の快勝だった。

 鹿児島玉龍は初回に4四死球押出しで先制し、2回は二死から1番・野添翔琉(3年)が死球で出塁して盗塁を決め、三ゴロ悪送球で2点目を挙げた。

 5回には一死二三塁として、三ゴロ本塁悪送球で2点を追加。6回は一死満塁から3番・中津川和馬(3年)の内野ゴロで1点、7回は捕逸で1点と点差を広げていく。

 9回にも3点をダメ押し。9得点のうち、適時打による得点は9回の1番・野添の左前適時打のみという珍しい形で得点を重ねた展開となった。

 8回まで無得点だった松陽は9回裏、一死一三塁から1番・野入優翔(2年)の左前適時打で1点を返し、最後の意地をみせた。