2025年春の第97回選抜高校野球大会(センバツ)第6日は23日、1回戦1試合と、2回戦2試合が予定され、ベスト8入りの2校が決まる。

<1回戦>

第1試合 日本航空石川(石川)-東海大札幌(北海道)

 1回戦最後のゲーム。先発が予想される両チームのエースは、今大会注目の投手でもある。東海大札幌の左腕・矢吹 太寛投手(3年)は、最速144キロの直球に変化球のキレもあり、右打者へのチェンジアップは大きな武器となっている。対する日本航空石川のエース・右腕の蜂谷 逞生投手(3年)は、最速が145キロで、ツーシームに加え、スライダー、チェンジアップも駆使する。

<2回戦>

第2試合 二松学舎大付(東京)-花巻東(岩手)

 初戦で対照的な勝ち方をしたチームの対戦。二松学舎大付は接戦をものにし、花巻東は序盤から大差をつけて勝利した。初戦で驚異的なフルスイングで14安打を放った花巻東打線に対して、二松学舎大付が誇る右腕2枚看板、河内 紬投手(3年)と及川 翔伍投手(3年)が、どこまで抑えられるか。特に、初戦で4番に抜擢され、2安打を放った花巻東・赤間 史弥外野手(2年)のバットにも注目。

第3試合 健大高崎(群馬)-敦賀気比(福井)

 連覇を狙う健大高崎と、2015年の覇者で5年連続センバツ出場の敦賀気比の実績十分のチームの対戦。初戦で明徳義塾(高知)を破った健大高崎が、またも強豪と対決する。故障もあり初戦登板がなかったエース右腕、石垣 元気投手(3年)の登板はあるのか。初戦で15安打15得点の敦賀気比打線の対応にも注目される。